名前のない想い

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実写「心が叫びたがってるんだ」をみた感想【ネタバレあり】

こんにちは、今回は我々の神・中島健人の主演映画「心が叫びたがってるんだ」を見てきたので感想を書いていこうと思います。私はネタバレしまくるので、ネタバレが嫌だよ!とかまだ見ていない人は読みことをあまりおススメしません。

また完全に自己満な感想文なので読むのも自己責任でお願いいたします。

 

まず、私の原作「ここさけ」についての知識量は、

・主役の順ちゃんの声優がいのりんということ(チノちゃんモフモフしたい)

・言葉を失った?少女の話

・「あの花」と制作が同じ。

くらいでした。

でもめちゃ人気なの知っていたし、実写化するって知った時は新しいお仕事で喜ぶ半面「なんで我々の神(中島健人)にそんな重大な責任負わせるん?実写化アンチにケンティーが叩かれるいやだよぉ」と実は思っていました。

 

そして実際に見に行った結果。

めっちゃよかった!!!

まず皆演技が上手。1人ずつ感想をいえるくらいうまいなと素人の私が感じた。

まず芳根京子ちゃん。朝ドラ女優ということもあって、順ちゃんという言葉をしゃべれない分表情で演技しなきゃなんだけどめちゃうまい…演技に惹きこまれました。(ラブホで拓実に「きもいんだよ」というシーンがめちゃうまいと個人的にはぐっと来た)

そして中島さん、いつもの「中島健人」がうまく消えていてダルさをどこか感じている「拓実くん」になっていたなと思う。本音を言えなくて隠している感じがうまく出ていたなあと。(でも初登場の自転車漕いでいる場面に一番最初に思ったのは「足なっが!!!」でしたごめん)

石井杏奈ちゃん、実はE-girlsだとこの前初めて知りましたごめんなさい。でもいい意味でE-girlsぽくなくて(私のイメージするLDHってパリピ全開できらっきらしているイメージなので)優等生で優しい仁藤ちゃんだった。

寛一郎君は、本当にこれが初出演?って感じだった。本当に田崎がそこら辺にいるような野球部員だった。嫌味っぽい先輩さも実は純粋なところも伝わってきた。

 

そして内容としては、Twitter見る感じ原作を再現している感じぽいですね。アニメ未見の映画初見で見たけどめちゃ感動しました。

特に感動したのは最後ラブホで順と拓実が向かい合って本音をぶつけるところ

順が私の「せい」でパパとママが離婚して…といっていたところを拓実が成瀬の「おかげ」で俺は変われたと言っていたのがめちゃ感動しました。私も普段「せい」と「おかげ」と使うのを変えることによってかなり差が出てくると個人的に思っていて。同じ影響を与えるという意味でも「せい」と「おかげ」って言葉が変わるだけでプラスにもマイナスにもなるので紙一重だなと感じているからこそジーンときました。

 

あと順が田崎の後輩部員に言った「言葉は傷つけるんだから。後悔したってとりもどせないんだから」というセリフ。

グッときました。言葉って感情を具現化する手段であるから一度言ったらその威力は抜群であり、ケンティーの言葉を借りると「ナイフにも花束にもなる」。順がしゃべったことで家族が離婚したという経験がある彼女が言うからこそ重く響きました。

 

特に印象に残ったのはこの二つ。ほかにもたくさん心に来る場面はたくさんあって、(ミュージカルで「私の声」を歌う順とそれを見ているお母さんとか)思い出すとウルっとしていています。

 

あと、拓実君について。私は拓実君どうしても好きになれないわ、ごめん。(笑)

キャッチコピーが「最高の失恋はきっとあなたを強くさせる」だったので、私てっきり拓実くんが失恋するのかと思っていた。でも違った、お前が振るんかい!!!

順のことあそこまで気にかけてたのに実は仁藤が好きなんかーーーーい!!!思わせぶりにもほどがあるわ!!!って突っ込んでました。(笑)でも確かに仁藤のことちょくちょく見ている場面があったな…二回目はそこにも注目したいと思いました。

 

あとセクガルフィルター的に萌えるポイントとしては

・ケンティーに「ラブホ」といわせる。

・ケンティーが孫役だった、いつもかわいいけど孫効果でもっとかわいい。

・ケンティーのお風呂上りで髪の毛ぼさぼさ、フルーツオレ?飲んでるのがかわいい

・ケンティーがマジックテープ式お財布を使っている(脳内で某ボカロ曲のマジックテープ式財布を歌う曲が出てきた)

・ミュージカルがケンティーだった、王子役ではなくただの王子がそこにいた。

などなどたくさんありました。(作品本当にしっかり見ていたのかお前といわれそうごめんさい)

 

ただ私がちょっとなあと思ったコト(ここが一番言いたかった)は、「番宣でのキャッチコピーがずれている」ということ。

確かに「失恋」は順にとっては成長させることになったのかもしれないけど、本当にこの作品が言いたかったのは「失恋」じゃないでしょ?って感じでした。作品を見る前から「最高の失恋」とか言っている時点でネタバレじゃない?とか思ったけどそもそも焦点が違うじゃんと。

Twitterにもちょこっと書きましたけど、実写アンチは絶対いるし、ジャニーズ起用だと尚更。(私も正直その作品はジャニーズ起用の映画で実写をやめてくれと思う作品あります。)でもそんな人に認めてもらうためには銀魂のようにしっかりとした宣伝であったり作品へのリスペクトが必要であると思うんです。(銀魂にも当然アンチはいるのは知ってるけど実際に数字を出しているから成功といえると私は思います。)

ここさけでは、その見るかどうかの悩む入口である宣伝の焦点がずれているからこそ内容が原作とかなり違うのでは?作品を全然リスペクトしていないと危惧しているのかなとか思いました。

でも、実際に原作ファンの方でもここさけ実写よかった!と言ってもらっていることもあるし、一緒に行った友達(ジャニオタでもアニオタでもない子)がもう一度みたい!と言ってくれる素敵な作品になっているのでぜひ食わず嫌いしないで見てほしいなあと思いました。

 

皆「心がさけびたがってるんだ」見ような!!!!